「人工呼吸器をつけ、健常者と同じように話せないだけで、言葉が理解できないと思わないでほしい。偏見や思い込みに直面するたび、心を削られてきた。
私が意思決定したことは、社会がどう受け止めるかで重さが変わる。私が自分で考えたり決めたりしたことなのに、その扱いは相手次第で重くもなり軽くもなる。」
ハッとさせられました。
私も通院介助によく行きますが、ドクターやナースは、ご本人ではなく私に説明します。
私も、ご家族様とご本人様がおられる時、ご家族様に向かってご本人様の事をお話ししていました。
「ご理解できないのではないか?」と勝手な理解をしていたのです。
サービスを受けるのは、あくまでもご本人様。たとえ、認知があっても、精神障害や知的障害があっても、です。
もし私自身が、交通事故か何かで言葉が喋れなくなって、同じ扱いを受けたらどう感じるか?
「たいへんな人権侵害だ、人間扱いしろ」と憤るでしょう。
もっと丁寧にお客様一人一人と向き合わなくてはいけないな、と反省しました。
